「演劇」あるいは「演劇人」という主語に、どんな述語をあてがってみようか。
演劇はあらゆる芸術を飲み込んでいく。
品のないやつだ。
だから、おまえが嫌いで、
だから、おまえから逃れられない。
色んな「演劇人」がいる。
思うまま楽しむ者、
勇壮に立ちはだかる者、
狡猾に立ち回る者、
踊る者、
歌う者、
奏でる者、
道化師、
そして、立ち止まる者。
彼岸から、声が聞こえる。
おまえの半分から、声が聞こえる。
その声を、無視することはできない。
その声に、欲深い私は誘惑される。
おまえに、また媚態を晒してみようと思う。
おまえの前でまたerectioし、
そしてejaclatioしてみせよう。
いつものように何も、生まれぬかもしれない。
いつものように私だけが、快楽を得るだけなのかもしれない。
それでも、懐胎を目指し、虚しい期待を
「演劇人」は膨らませるのだ。
■同志社大学政策学部 2013年度生
□神田真直
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